アイルランド
アイルランド留学は私立校のお手配になります。
アイルランドは、ターム(約3カ月)、半年、1年、卒業留学と期間の選択肢もフレキシブル。
学校ごとに特色があり寮とホームステイの両方を体験できる学校もあります。
高校1年生に当たる学年はTY(Transition Year)といって履修科目を自由に選んだり、職業体験や遠足などもある特別な学年ですので留学のスタートには最適です。
また、日本人が少ない国を希望の方にもお勧めです。
新学期は8月末~9月初めです。
アイルランドの教育システム
アイルランドの教育システムでは、3年間のジュニア・サイクル(Junior Cycle)期間の後に2~3年のシニア・サイクル(Senior Cycle)の期間が続きます。このジュニアからシニア・サイクルへの切替時にトランザクションイヤーと呼ばれる特別なカリキュラムを選択可能です。
ジュニア・サイクル(12~15歳までの1、2、3年生)
アイルランドの学生は、12歳から中等教育の1年目が始まります。この3年間での主な目標は、幅広くバランスの取れたカリキュラムを修了することです。このカリキュラムには、人文学、言語学、科学とテクノロジー、音楽・芸術、数学、選択科目が含まれています。3年生になると、シニア・サイクルに移行する前にジュニア・サイクル・スチューデント・アワードと呼ばれる試験を受けます。
12 - 13歳 | 1年生 |
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13 - 14歳 | 2年生 |
14 - 15歳 | 3年生 |
シニア・サイクル(後期中等教育。15~18歳までの4、5、6年生)
シニア・サイクルの1年目はオプションとして、トランジション・イヤー(TY)と呼ばれる特別なカリキ ュラムを選択できます。TYでは生徒たちに、就労体験を含んだ通常の学習とは違ったコースを提供することにより、幅広いインプットが期待できます。5,6年生は大学入学試験に向けての準備を始めます。生徒たちは、英語、アイルランド語、数学の基礎科目の他に、30科目の中から3~5つの選択科目を選び、授業を受けます。
15 - 16歳 | 4年生 |
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16 - 17歳 | 5年生 |
17 - 18歳 | 6年生 |
通常の3学期制
通常の年度開始は9月となり、翌年の6月に終了します。年間3学期制(9~12月、1~4月、4~6月)で構成されています。1~6年生のどの学年でも基本的には編入が可能ですが、どの学期から参加が可能かを話し合いにより決定します。
1学期 | 9月~12月 |
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2学期 | 1月~4月 |
3学期 | 4月~6月 |
ジュニア・サイクルの授業科目
履修義務科目 | 履修選択科目 | ||||
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必修科目 | 現代外国語 | 自然科学 | 応用科学 | 芸術および人文学 | |
英語 | スペイン語 | 自然科学 | テクノロジー | 歴史 | 宗教教育 |
数学 | フランス語 | 地理 | 製図 | 古典学 | ビジネス学 |
CSPE(Civic, Social and Political Education : 公民・社会・政治) |
イタリア語 | 家政学 | 材料テクノロジ ー | 音楽 | 社会的人格形成 健康保険教育 |
アイルランド語* | ドイツ語 | 物理学 | 金属加工技術 | 芸術・創作、デザイン | ユダヤ学 |
* 留学生は、アイルランド語の授業の免除が認められています
- ほぼ全ての学校が上記のアウトラインに沿った内容で授業を実施
- 入学決定後、科目選択のアドバイス・サポート有り
シニア・サイクルの授業科目
履修義務科目 | 履修選択科目 | ||||
---|---|---|---|---|---|
必修科目 | 現代外国語 | 自然科学 | 応用科学 | 芸術および人文学 | ビジネス学 |
英語 | スペイン語 | 物理学 | テクノロジー | 歴史 | 会計学 |
数学 | フランス語 | 化学 | 機械工学 | 古典学 | ビジネス学 |
アイルランド語* | イタリア語 | 生物学 | 家政学 | 音楽 | 経済学 |
ドイツ語 | 農学 | デザイン・コミュニケーショングラフィック | 芸術 | ||
ロシア語 | 応用数学 | 建築学 | 地理 | ||
日本語 | 宗教 教育 |
* 留学生は、アイルランド語の授業の免除が認められています
- 一般的に、卒業試験には6科目以上の履修が必須
- 学校によっては、このリスト上に掲載されていない科目も履修可能
- パートナー校の中には「パーソナル・ファイナンス」や「中国語・中国文化」あるいは「ウェブ・デザイン」のような独自の短期コースも提供
ハイスクールへの入学までの流れ
ステップ1:ハイスクール入学申請書の作成
ハイスクールの入学申請書を記入・提出していただきます。この申請書によって、留学希望者のバックグラウンドや長所、興味などの詳細な情報を得ます。この段階で、直近の2学期分の通信簿(英語に翻訳されたもの)の提出が必要です。
ステップ2:イントロダクション
面談、またはスカイプ通話でのミーティングを通し、入学希望者がどのような教育を受けたいか、保護者も含めて話し合いを行っています。これまでの学校での履歴や学びたいこと、長所や興味などについて伺い、それを元に生徒のプロファイルを作成し、学校担当者へと伝えます。
ステップ3:学校の選択
提携するアイルランド国内の学校情報を参照し生徒に最適な学校を提案・選択します。学校の詳細情報や学費を保護者に伝え検討を促します。この学校の選定プロセスの間、保護者へのアドバイスや相談サポートも同時に行います。選択の際に、アイルランドまで直接訪れ、校長や他の学校のスタッフたちと面会したい場合、日程調整など最大限情報が得られるようサポートします。
ステップ4:宿泊施設の提供
留学生に宿泊先の提供も行っています。長年の信頼関係のある経験豊富なホストファミリーの下に住むことが出来ます。ホストファミリーは審査によって選ばれ、警察機関からも安全を保証されています。全寮制の学校に入学する学生たちは、包括的な教育環境の下、ホームステイとはまた違う貴重な体験を得ることができます。
ステップ5:申請
学校から正式な認定が降りるまで、私たちは生徒に代わって書類作成や学校の申請プロセスに関わる作業を行います。各学校はそれぞれ独自の選考プロセスを持ち、私たちは家族と学校の間で双方を繋ぐ代理人として活動し、スムーズな選考プロセスを保証します。
ステップ6:入学
生徒の入学が決定した後、科目の選択や授業レベルに関するヒアリングを実施し、アドバイスを行います。また、円滑な教育体験を受けられるようご家族に全ての情報(教科書リスト、ユニフォームリスト、授業プログラム、年間スケジュール、校則等)を共有することを保証します。
到着後の流れ
アイルランドに到着
私たちは空港にて全ての留学生を直接お出迎えします。その後、全寮制の学校、あるいはホストファミリーへと向かい、学校の説明を行います。帰国する際も空港まで送迎します。また、生徒がプログラムの間に一時帰国を行う際も、送迎の手配が可能です。
オリエンテーション
到着後一週間以内に、全ての生徒とオリエンテーション・ミーティングを設けています。その際、制服や教科書の購入をはじめ、必需品の購入に付き添います。また、アイルランドに到着してから最初の数日間に関する疑問や不安などにも回答します。
プログラム期間中
サポート
新しく来たばかりの留学生は到着後、最初の4週間はサポートスタッフとの定期的なミーティングが義務付けられています。生活の中での疑問や不安などに関する回答し、快適なアイルランド生活をスタートできたているかどうかを確認します。その後も毎月、定期的に面談を行います。この定期面談でも、留学生は学校の内外で直面している問題について相談することができます。こうした毎月のミーティングを元に、担当スタッフによってウェルフェア・レポ ートが作成され、ご家族の元へ届けられます。このレポートにより、保護者は留学生の成長具合を確認出来ます。
プログラム終了後
留学生が帰国に必要な書類を持参しているかを確認し、問題なく、スムーズに出国できるようサポートします。フィードバックやレポート、帰国後の学校生活に必要な書類も提供します。
アイルランドの学校
よくあるご質問
ハイスクールのプログラム参加には、英語レベルの制限はありますか?
ジュニア・サイクル(12~15歳)は、初級レベルでも受け付けています。しかし、生徒が不安なく過ごせるように注意深く身の回りのケアをする必要が出てきます。また、学校が始まる前に、アトラスがオーガナイズする英語のインテンシブ・コ ースへの参加をお薦めします。
ハイスクールのプログラムに参加するために、英語のレベルによる制限はありますか?
ジュニア・サイクル(1-3年目/12-15歳)
初級者レベルでも認められますが、追加のサポ ートを受けることをお薦めします。また、プログラムが始まる前に、英語のインテンシブ・コースへの参加をお薦めします。
シニア・サイクル(4-6年目/ 15-19歳)
シニア・サイクルが始まる4年目からの入学の際には、中級レベル(B1)の英語力が推奨されます。学業で要求されるレベルが上がる5年目、6年目の生徒は、少なくとも上級レベル(B2)の英語力が必要です。
アトラスウェブサイトで英語力チェックができます
http://www.atlaslanguageschool.com/online-placement-test/
ハイスクールへの入学には、学力試験がありますか?
いいえ、学力試験はありません。しかし、校長が入学を決定する前に、スカイプによるインタビュ ーを希望することがあります。
制服や教科書はどのようにして揃えますか?
特に何もする必要はありません。生徒が到着する前に、私たちが教科書や制服を揃える場合がほとんどです。その際、生徒の服のサイズが必要になります(身長、胸囲、ウエスト、脚の丈)。制服代や教科書代は経費として精算されます。
いつ選択科目を選べばいいですか?
科目については、6月に詳細が送られます。その際に、生徒にとってベストな選択ができるよう、サポート致します。
生徒は英語の追加授業を受けられますか?
もちろんです。追加料金の下に、特別な英語の指導をアレンジすることも出来ます。いつでもご連絡ください。
生徒は自分の生活費は自分で工面しなければなりませんか?
はい。生徒の生活費は自己負担です。保護者の皆様には、毎週あるいは毎月決まった金額を引き落とせるように、お子様のためのデビットカードを用意することをお薦めします。どのような状況であれ、私たちが生徒に現金を渡すことはありません。
生徒はアズ留学センターを通じて保険に入ることはできますか?
はい。アズ留学センターを通して保険に入ることも出来ます。
ビザが必要な生徒の場合
ビザが必要な生徒は、個人契約の医療保険(英語)が必要です。それはアズ留学センターで手配します。
ビザが不必要な生徒の場合
個人契約の医療保険、旅行者保険に加入することを強くお薦めします。アズ留学センターで手配します。
全日制の生徒が住む家は、学校からどのぐらい離れていますか?
できるだけ学校に近いところを選ぶように努めています。学校まで歩いていけるところもあれば、バスでの移動もあります(最長で30分程度※ 混み具合による)。バスでの移動が必要な生徒は、ダブリン・バスによる割安な定期券を購入することが出来ます。私たちは両親の許可の下、生徒の到着までに学生定期券を用意しておくことも出来ます。
到着前のインフォメーションを受け取るのはいつですか?また、その内容はどのようなものですか?
到着前のインフォメーションは通常6月頃(※例外あり)に送られます。生徒と両親はハンドブックを受け取り、以下の内容のアドバイスやガイダンスを得ることが出来ます:
- プログラムに期待できる内容
- アイルランドと気候について
- 携帯電話会社の情報と、お薦めの会社について
- 公共交通機関と学生定期券についての情報
- 必要な荷物について
- 学校に持っていく必要な持ち物について
- 到着の際の、制服や教科書の受取について
- 空港を使う移動の際の手順
- 門限や社交生活に関する規則
- ホームステイファミリーの元に滞在する際の規則
- 学生の自発的な参加に対する期待
- 学校での初日の流れ
- 半年間の流れや休日の過ごし方
- 保護者と生徒のための緊急連絡先と教育責任者の役割と生徒が滞在中の私たちのサポ ート内容
トランジション・イヤー(TY)には、追加料金が組み込まれますか?
はい。パートナー校によっては、トランジション・イヤーで行われる特別行事に費用が必要となる場合もあります。トランジション・イヤーは文化体験が頻繁に行われ、日帰り旅行や年に一度のキ ャンプなどへ参加します。これらにかかる費用は通常250~500ユーロが見込まれています。詳しくはアトラスにお問い合わせください。
留学前まで通っていた学校に戻ることはできますか?
はい。生徒の皆様のアイルランドでの滞在終了後、6~8週間以内に書類をまとめ、留学前の学校へ復学できるように手配致します。
経費用の預け金にはどのぐらい必要ですか?
入学が決まると同時に、私たちは1000ユーロの預け金をお願いしています。ここから、制服代、教科書代、そして課外活動費が賄われます。残額が発生した場合、生徒が帰国してから1ヶ月以内に払い戻されます。残高が少なくなると、お知らせが通知されます。主な支払いは保護者の許可無く行われることはありませんので、ご安心ください。
1年間のうち、どのぐらいの頻度で家族にレポートを行うのですか?
滞在はじめの4週間は週に一度生徒を訪れ、その後は月に一度の面会となります。私たちは定期的に私たちのハイスクールの生徒たちと連絡を取り続け、精神的なケアが行き届いた現状報告をEメールやショートメール、そして電話を使 って行います。私たちは、ご両親の希望にそって、教師との公式な面談の機会を設けることもできます。その後、その面談の内容をまとめたレポ ートを送付します。もし、お子様に関して、それ以外の情報が必要な場合はいつでもご連絡ください。喜んでお助けいたします!
アイルランドの学業証明 (the Leaving Certificate)は他国でも認められますか?
はい。the Leaving Certificateは国際的に認められ、アイルランド国内、イギリス、アメリカ合衆国、そしてヨーロッパの各大学へ学力証明として提出可能です。